運用レポート2021.5.15

週間為替市況

 

週明けは先週末の米雇用統計を受けての動きを継続する展開となった。

日経平均時間外取引の寄り付きから大幅に買われ、ドル円の戻りを誘った。ドル円は一時 109 円台を回復。

 

また、米国最大級のパイプラインがサイバー攻撃を受け操業停止に、ガソリン価格が高騰。原油価格も寄り付きから高騰し、こちら株価の下支えとなった。

 

NYガソリン先物が急伸、パイプライン操業停止で-原油先物も上昇 ‐Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-09/QSV1IKDWLU6801?srnd=cojp-v2

 

 

その後は日経平均が失速。

ドル円は日中付けた 109 円台が日通し高値となり、その後は頭の重い展開となった。

EURUSD は横ばいの動きに終始した。

 

欧州タイムに入り、英国が 17 日より新型コロナウイルス対策による制限措置の一部緩和を発表。

 

英、イングランドのコロナ抑制緩和へ 店内飲食など再開 ‐ロイター

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-britain-england-idJPKBN2CR28A

 

 

ポンドは大きく買われ、GBPUSD は今年 2 月以来となる1.41ドルまで上昇。

GBPJPY は 2018 年 4 月以来となる 154 円台まで上昇した。

 

また NY ダウは日中から時間外取引先物で買われ、NY タイムには35000ドルを突破。

NY タイム後半は利益確定売りに押され下落したが、米国の緩和路線が長期に渡ることを匂わせた。

 

 

翌火曜日

株価大幅下落。

日経平均は日中から大幅に下落した。

期待された日銀のETF 購入も見送られ、支えの無い状態で NY タイムに突入。

 

日本株は大幅安、インフレ懸念で米経済回復妨げ警戒-電機や通信安い ‐Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-10/QSWSG0DWRGG101?srnd=cojp-v2

 

米国の株価も前日に NY ダウが35000ドルを達成している事とインフレ懸念から、利益確定売りが出やすく、寄り付きから大きく売られた。

NY ダウは34000ドルを割る手前まで下げ、2 日間で約1000ドルの下落という事になった。

 

日本時間深夜に FRB 理事が講演で相次いで発言。

株価急落の火消しのためなのかは不明だが、緩和継続の必要性を強調。

 

 

ブレイナードFRB理事、見通しは明るいが辛抱必要-目標から程遠い ‐Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-11/QSYA6JDWLU7J01?srnd=cojp-v2 景気支援策引き揚げの理由見当たらず=フィラデルフィア連銀総裁 ‐ロイターhttps://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N2MY4HA

 

株価は下げ止まりはしたものの、引き続き弱含み引けを迎えた。

 

 

ドルは株価下落で売られたが、米長期金利の上昇で NY タイムに入ると買われた。ドル円は日中 108.90 円からNY 寄付きには 108.30 円台まで下落。

結局 108.60 円台で引けた。

他通貨もドルを挟んで同じような動きとなり方向感に欠ける動きとなった。

 

 

 

水曜日

この日も株価は大幅続落。

期待された日銀出動も無く、日経平均は大きく値を崩した。

 

 

日経平均は大幅続落、海外勢売りの観測 2 日間で 1370 円安 ‐ロイターhttps://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-close-0512-idJPKBN2CT0NR 日経平均が連日の大幅下落:識者はこうみる ‐ロイターhttps://jp.reuters.com/article/koumiru-stock-idJPKBN2CT0JT

 

リスクオフのドル買いとなり、ドル円は日中から買われ、欧州タイムに折り返したが

NY タイムに注目されていた米消費者物価指数は2009年以来の大幅な伸びを記録。

 

消費者物価指数、前月比で 2009 年以来の大幅な伸び-予想上回る ‐Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-12/QSZUSODWLU6Q01?srnd=cojp-v2

 

 

こちらを受け米国の金融緩和政策に見直しをせざるを得ないという思惑から、米長期金利が上昇。米10年債利回りは1.70%手前まで上昇した。

 

株価は大幅続落。

NY ダウは一時700ドル超の下落となった。

ドルは買われ、ドル円は109円後半で引けた。他通貨でもドル買い一色となった。

 

米経済情勢、目標達成に程遠い 雇用回復はより不確定=FRB副議長 ‐ロイター

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-clarida-idJPKBN2CT1ZJ

米物価動向の実態巡り「多くのノイズ」を予想-アトランタ連銀総裁 ‐Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-12/QT0HKDDWX2PS01?srnd=cojp-v2

 

 

この日もインフレ懸念に対し多くの火消し発言があったがほぼ効果なし。

指標がポジティブでリスクオフという世界中で行われている緩和策の副作用を滲ませた一日となった。

 

 

 

翌木曜日

この日も前日の流れを引き継ぎ寄り付きからリスクオフムードとなった。株が売られドルが買われた。

また、この日日銀の黒田総裁が参議院財政金融委員会で現在の緩和策やETF 購入継続について

「緩和政策の出口や金利水準を議論する段階にはない」

「上場投資信託ETF)の購入は異例の措置だが、引き続き必要」とあらためてコミット

 

日銀総裁ETF購入「必要に応じ大胆に」-点検後も変わらず ‐Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-13/QT0OYUDWX2PT01?srnd=cojp-v2 日銀の ETF 購入、通じぬ経験則 ‐日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB20AHW0Q1A420C2000000/

 

こちらを受け日銀ETF 購入が期待されたが、この日も日銀の ETF 購入は見送られた。日銀出動見送りで相場には悲壮感が漂っていたが、NY タイムに入ると流れは一転した。

 

米生産者物価指数が予想を上回り、物価高騰懸念からあわやクラッシュかと思われたが、米長期金利の低下により株価が反発。

 

米生産者物価指数、4月は予想上回る-インフレ圧力を新たに示唆 ‐Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-13/QT1PGYDWX2PX01

 

この数日米長期金利は上昇を続け、株価は下落していたが

FRB 高官の相次ぐインフレは一時的発言が功を奏したのか、自律反発なのか

ポジティブな物価指標を背景に株価は買われ、前日の下げ分を戻した格好となった。為替は方向感を欠き横ばいで推移。

 

 

 

そして昨日金曜日

この日は米長期金利に振られた一日となった。

前日の NY タイムから上昇一服ムードだった米長期金利は、この日低下傾向となった。それを横目に株は買われドルは売られた。

ドル円は109円台前半まで下落。

EURUSD は1.21ドルを回復した。

 

NY タイムに発表された米小売売上高は予想より弱い数字となった。

 

米小売売上高、4月は前月比横ばい-個人給付による消費急増後 ‐Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-14/QT3K87T1UM1001

 

 

こちらを受け米長期金利は低下傾向を維持、NY タイムの米10年債利回りは1.60%ミドル付近での推移となり、株価の上昇が加速。

為替の米小売り発表以降の動きはレンジ感の強い小幅な値動きとなった。

 

 

現在、コロナ対策伸び続けた米指標の弱さと、逆にその影響を受けた物価の高騰という効果が時間差で現れている。

見方は様々なようだが、一週間終わってみれば、FRB 高官が「一時的」と連発するインフレはそれを見越した発言という気がしないでもない。

 

米国のインフレ上昇は一時的な現象に、ピークもうすぐ-ゴールドマン ‐Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-11/QSY1NKDWLU6L01?srnd=cojp-v2 インフレの兆候は一時的か、米金融当局の認識に市場は確信持てず ‐Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-12/QSYXXWDWX2PS01

 

来週以降、引続き米国の経済指標に振られる相場になると思われる。

 

取引レポート


先週のレポートでは

株価指数

ロングだ NY ダウが35000ドルを付けた後、下落するようなら買い場を探したい。また、米長期金利次第ではナスダックも面白い

日経は急落するまで待つ。

緊急事態宣言延長、オリンピックの雲行きが怪しい、いま安易にロングを入れる気にはならない。

 

 

為替

ドルショート

何で取るのかは検討中。

当然のことながらEURGBP も買うが、AUD が中心になるだろう。

EURUSD で 1.20 ドル台、GBPUSD で 1.39 ドル台前半、AUDUSD で0.77ドル台で拾いたい。経済正常化を織り込みにかかる。AUD は原油、銅で買われる要素は充分ある。

 

Gold

できれば1800ドル割れで再度拾いたい。無ければ1810ドル以下

 

更にUSD/人民元の6.40元に関して注意を払う

 

とした。

 

 

今週の相場は目まぐるしく状況が変わり、着いて行くのがやっとだった感がある。非常に難しい相場だった。

 

NY ダウはやはり週明け早々に35000ドルを付けた。

その後は利益確定売りと米国の物価指数が強かった事を受け長期金利の上昇に伴う売りにおされ、33000ドル台まで下落。

 

NY ダウには火曜日に34000ドル台以前でロングを入れたが、翌日の2008年以来の伸びとなった米消費者物価指数の数字を受けコストで撤退。

15ドルほどロスが出たが、まあ気にするほどではなかった。

 

 

為替は、週前半はドル売りでスタンバイしていたが、米10年債利回りの上昇をみてドル売り戦略を引っ込めざる

 

を得なくなった。

 

 

為替とGold は先週希望したエントリーポイントまで来てくれたのは AUDUSD と Gold のみGoldは欲張って1800ドル割れを待ってしまったためノーエントリー

1810ドル割れでエントリーすべきだった・・・

 

 

AUDUSDはエントリーしたがやはり即撤退を迫られた。利益は確保できたが気持ちの良いモノではない。

 

MSCトレードまとめ

以下MSCのサイトに投稿しているポジションとなります。

 

AUDUSD 30 分足

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USDJPY 30分足

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GBPJPY 一時間足

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GBPUSD 一時間足

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白の点線はコスト撤退、赤の点線はロスカット

 

 

EURUSD も木曜日 PP ショートが刺さったが、ロンドンフィックス20pips で利益確定。今週、GBPJPY 以外はいいとこ無し

来週以降、切り替えて

シッカリ分析して挑みたい。

 

来週からの戦略

 

テーマは決まった。

インフレによる金利上昇 対 それ(インフレ)は一時的論相場格言で、 Don’t fight the FED FRB には逆らうな) というモノがある。

よく中央銀行に置き換えられるのだが、各国新型コロナ問題に差がある以上、そこは注視していかなければならないが、米国の金融財政政策が相場を動かす以上、FRB の動向を注視すべきであろう。

米国10年債利回り日足

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毎週週足をお見せしているが今週は日足を見てみよう

ダイバージェンスで見ると、中期は弱気、短期は強気とオシレーターが教えてくれている。

 

 

市況レポートで触れたが、金融緩和と財政出動で米国には資金が潤沢に回り出した。このところ経済指標が予想を下回るが物価関連の指標は伸びを加速させている。

 

経済学者では無いので偉そうなことはあまり言いたくないが、昔お勉強をした際に、ずいぶん昔に書かれた経済学の本を読んだが、公共事業(昔の本なので財政出動と捉えればいい)で、まず潤うのはゼネコン等(これも昔の本なのでコロナ禍の今では IT 企業かもしれない)の大きな企業、公共事業のお金がまわりまわって最終消費者にゴミ粒程の恩恵が来るのは最後の最後で、その際には景気は1サイクルを終えている可能性があると、わかりやすく説明してあったのを思い出した。

それを、見越して国民に直接給付を行ったのだが、FRB は国民の直接給付分のゲタは既に消化され、いわゆる弾切れを見越しているのかもしれない。

そうなってくると、こちらも前述しているが、ゴールドマンサックスのインフレピークは間もなく論が非常に腑に落ちてくる。


ドル円リテール売買動向

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ロング減少だが値動きは動き難そうだった

 

CFTC 先物投機筋 NOP(円先物のため売買反転)

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ポジション変動無し。


EURUSD リテール売買動向

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週末に掛けロングが増加した。

昨日米長期金利で上げたがホンモノか週明けからの動きを注視したい。

 

 

CFTC EUR 先物投機筋 NOP

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ロング増加傾向

後ほど触れるが EUR はそろそろピークを打つかもしれないと思っている


GBPUSD リテール売買動向

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ロング減少からの増加。

リテールさんは今週上手だった印象がある。投機筋もまあまあだったのではないか?


CFTC GBP 先物投機筋 NOP

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シカゴ投機筋もロング増加傾向


AUDUSD リテール売買動向

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リテールロングは木金と急増

昨日の上げを見る限り、このロングは当たったのか?

先週の目標だった0.77ドルを下回ったのに手を出せなかった理由なのだが、リテールさん上手すぎるだろう? 本当に取れたのか週明け確認したい

 
CFTC AUD 先物投機筋 NOP

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シカゴ投機筋は傾向変わらず。

 

CFTC 金先物投機筋 NOP

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結構買ってきた。

クロス円は別としてシカゴ投機筋はドル売り株ロングのリスクオンシフトだ↓

 

CFTC S&P500 先物投機筋 NOP

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うーん、また買いに回った。

今週、リテールもシカゴ投機筋も中々上手かった

たまにこの様な時があるが、これで手法を変えると痛い目に合う

 

まとめると、リテールもシカゴ投機筋もドル売りシフト

今週(実際のところどうだったかは不明だが)は中々の週末を過ごせているのではないか?

 

 

売買動向を見る限りドル買いを行う必要がある様に見える。

ファンダメンタル的にはリスクオンで株を買ってドルを売るべきに見えるのだが・・・こちらの得意な相場の到来か?

 
CFTC EUR 先物建玉数推移

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こちらのグラフはシカゴ投機筋のユーロ先物の売り買いを合計(ネットではない)した総✁玉枚数が緑の棒グラフ。多ければユーロ先物相場に使用されている資金が多いことを示す。

今週急増、昨年 8 月以来の枚数となっている。

現在のロングはがっぷりよつに組んだ状態で買い長という事になる。

 
EURUSD 日足

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昨年8月は揉みに揉んで9月10月と弱含んで10月の安値が直近の最安値となった。

 

これをどう見るかなのだが、このままコロナ前の水準までユーロ先物市場に資金が投入されるのか? それとも昨年 8 月以降の様に投入資金の引き上げとなるのか?

答えは前者のような気がしてならない。

その場合、✁玉の増加と共にユーロは売られる。即ちドル買いだろう。

 

ただ、今すぐに大きなドル買い相場が来るかというとそれは判らない毎週クリアにして先入観を持たずに分析を行う必要がある。

大きなドル買いを考え始めるポイントに来たという事だけは確かだろう。

 

 

こと欧州に関しては来週物価の指標が多くある。ポジティブな場合は注意が必要。

欧州の株価は売られる可能性がある。

その場合、インフレ懸念でドルと違ってユーロやポンドは売られる。

 

現在、雇用や物価関連の指標はポジティブだと緩和引き締め懸念でリスクオフになる。という事は周知の事実だ

 

おそらく週明けの売買動向はドル買いが増加しているだろう。その場合、週明けはドルが売られる可能性は否めない。

 

従って来週は

売買動向次第でドルを売る。

株価指数に関しては、強烈な戻りで先高を連想させるが、若干の怪しさがあるため取引を手控える事にする。

 

 

米国 10 年債利回りが 3 月 30 日の 1.77%(この翌日ドル円は直近高値の 109.96 円を付けた)を超えていくことは無いと予測。超えた場合は、当然売買動向を確認しながらだが、その時必要な対策を練る。

EURUSD の 1.20 ドル台

GBPUSD の 1.40 前半付近AUDUSD の 0.77 ドルミドル付近Spot Gold の 1820 ドル台

が目安だろう。

 

 

先週人民元の動向について触れたが、USD 人民元はギリギリで持ち直した。

6.40 にタッチしていなかったので、あれが介入の仕業かは不明だが

今週の為替相場の不可解な動きを考えると、どこかに歪みがあったと思いたくなってしまう介入があったと考えるのが妥当か?

 

USD 人民元 日足

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木・金二日間のドル売りで再び 6.40 元に向かっている

先週の雇用統計時の下落幅を考慮すると数日で 6.40 元到達の可能性は否定できない。

どこかの銀行のレポートにも 4‐6 月の対ドル人民元予測レンジは 6.55~6.35 元とあった(その銀行は 6.35 元まで見込んでいて驚いた)

注意が必要だろう。

今週の動きを見ていると若干手前で警戒線は張ったほうが良さそうだ。

 

 

来週は英国の各物価指数が水曜日、欧州 PMI が週末金曜日に予定されている。

週明けはドル売りが予想されるが水曜日以降の戦略は改めて立て直す必要性を感じている。従って来週も短期取引がメインになる可能性が高い。

 

という戦略で行こうと思います。

 

 

シンガポール新型コロナウイルス感染が増加とのニュースを見ました…

おそらくインド由来のものだと思いますが、香港シンガポール間の隔離無でのトラベルバブルは来週どうするか報道検討し発表とのこと、まさか、またか?心配です。

なんとか早期解決を祈っております。

 

 

また、ふと思ったのですが、

仕事柄レポートや相場展望をほぼ毎日アップしているのですが、昨年のコロナショック以降「新型コロナウイルス」という単語を毎日毎日タイプしており、その回数は半端なものではありません。

 

ある時気づいたのですが、この 1 か月程、その単語をタイプする回数が以前と比べ 10 分の 1、おそらくもっと減っている事に気づきました。

やはり、マーケット関係者の中では「新型コロナウイルス」は過去のワードになりつつあるのだと思いました。

 

 

当然マーケットは世の中を先取りして動くものなので現実社会では(まだ日本では緊急事態宣言などで)実感が沸かず渦中だとの印象だとは思いますが、出口の入り口くらいには立った感があります。

昨日、米疾病対策センター(CDC)が「新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は原則、屋内・屋外ともにマスクをつけなくても良い」との指針を発表し株式市場もこちらを好感した向きもあります。

 

今が最後のピークでその後は落ち着くのか? どちらにしても早期終息を祈るばかりです。

 

今週もありがとうございました。 来週もよろしくお願い致します。